その企画に足らないのは「自分だったらどうする?」かもしれない

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昨日は「労働環境」をテーマにセミナーでお話させてもらってきました。

カタツムリデザイン代表のミズカミです。こんにちわ。

不特定多数の方々を前にして、お話させていただくというのは、やっぱり緊張します。

様々な職業、立場の方がみえましたし、どの程度ご満足いただけたのかはわかりませんが、少なくとも、自分が聞く側だったら「こんな話が聞きたい」「こんなセミナーだったら嬉しい」と思える、お話をさせてもらったつもりです。

オーソドックスな考え方ではありますが、この「もし自分だったら」っていう発想、大切だと思うんですよね。

 

企画を立てる時や戦略を練る時でも同じ

少し前にうちのデザイナーに、企画の立て方、発想の仕方、みたいなことを話しました。

その時に話したのは、「自分だったらどうするか」ということ。

僕は普段から、この「自分だったらどうするか」ということをよく考えています。

デザインで言えば、例えば通勤する時には、電車の中吊り広告なんかを見て、「自分だったらこんなアプローチをするな」とか、「もっとこんなコンセプトにした方が良いじゃないか」などと妄想しています。

そういうアイデアを引き出しに入れておくだけで、いざっていう時に全然違うよ、と。そんな話をしました。

 

例:Facebookページにいいね!をするとデザート無料!

最近、飲食店に行った時によく思うのは、

「Facebookページにいいね!をするとデザート無料!」とか、割りとよくテーブルの上に置いてあるじゃないですか。

アレ、違うと思うんですよね。

僕だったら「SNSでシェアOK!写真撮影お気軽にどうぞ!」とか書いておくと思う。

そうすれば、お客さんも料理を待ってる間とかに、「あ、投稿しよう~」って思い出したり、僕みたいな店内で撮影は失礼だよな…とか気を使っちゃう人間も、気兼ねなくシェアできるじゃないですか。

勝手にどんどん、お客さんが宣伝してくれる。

「〇〇さんがいいね!と言っています」とか流れるより、個人としての「投稿」が流れた方が、友達だってコメントしやすかったりしますしね。

Facebookページにいいね!なんて、気に入った人がしてくれれば良いのであって、そもそも「いいね!」を押してもらうことが目的じゃなくて、お店を知ってもらうことが目的なんですから。

僕の友人は、その場でいいね!を押して、デザートだけもらったら、いいね!外してましたよ(苦笑)

あ、もうWebの話でもなんでもないですね、コレ。

 

企画を立てる時や戦略を練る時でも同じ

結局は人対人。もちろん、客観的視点として、ニーズや市場動向や競合について、数字を調べることも大切ですし、うちでも企画や戦略を提案する際には、そういったマーケティングもするんですけど、+αとして、「自分だったらどうするか」「自分がお客さんだったら」、この主観的視点も、忘れてはいけないと思うのです。

企画とかだけじゃなく、デザインでも、セミナーでもなんでもそうだと思うんですけどね。

 

ではまた次の祝日、天皇誕生日(の翌営業日)に。